音を造る


 今日は私が勤めている、東京のお教室の発表会でした。
 生徒の皆さん、お疲れ様でした!

 ある中3生徒ちゃんから頂いたお手紙に、
「良い音を出すのが難しかったですが、弓の置く位置や、使い方次第で大きく変わることが分かりました」と書かれていました。

 そうそう、その通り!
 •弓をどの位の使うのか(幅)
 •どの位の圧をかけるのか(重さ)
 •弓のどこで弾くのか(場所)
 •どの位のスピードで弓を動かすのか(速さ)
 •サウンディングポイント(弓を置く場所)
 •弓の毛の量
 •ヴィブラート
 をパレットでいろんな色を混ぜて、色を作るように、音色を造っていくことが、ヴァイオリンの醍醐味だと思います。

 ただ、そういう楽しみって、ある程度成熟度がないとただのハウトゥーになってしまいますから、大人になりつつある中学生くらいでグンと成長しますし、本人もヴァイオリンを弾く楽しみを見いだすようです。

 もしも、今ヴァイオリンの練習をしんどく思っているお子さんがいたら、騙されたと思って中学生位まで続けてみて欲しいと思います。きっと楽しみが変わるんじゃないかな。
 来年もいい演奏を聴けることを願って!