音程の向き合い方〜はじめに〜

ヴァイオリンを習っているお子さん(私の生徒ももちろん含まれます。)で、音程の指摘を受けたことのない子っていないと思います。
 実は、指摘するこちらも、内心「こんなにチクチク音程のこと言って、ヴァイオリン嫌いにならないかしら。。」とちょっと生徒の顔色を伺ってみたり。。
 でも、ヴァイオリンを弾いている以上、音程の問題はずーっとお付き合いなんですよね。小さいころは音程は後回し、大きくなってから解決しましょう♪と考えていると、いざ音程に向き合う時、今までしてこなかった分、ツケはたまっているから、よりめんどくさくなる訳です。

 とはいえ、5歳の子の音程と、10歳の子の音程、15歳の子の音程感覚は全然違います。耳も身体の一部ですから、身体の成長と共に良くなっていきますし、「聴く」という非常に集中力が求められる行為も、忍耐の成長と共に上がっていくからです。

 次のページより、幼児、小学校の低学年、高学年、中学生と分けて、普段私がどのように音程と向き合うように指導しているか、書いてみたいと思います。
 ちなみに、「今までの経験上、今の私が思うこと」なので、今後考えもかわるかもしれません。
また、当たり前ではありますが、音程感覚は非常に個人差があります。
あくまでも参考にしてみてください。